ミャンマー出張授業⑤
2023年1月12日(金)
昨年に引き続き、佼成学園女子高等学校でミャンマー出張授業を実施しました。
今年度もスーパーグローバル(SG)クラスから2年生16名に参加していただきました。
「スーパーグローバルハイスクール第一期校」である佼成学園女子高校ですが、その中でもSGクラスでは、課題研究や英語ライティングやプレゼンテーション等の特別なカリキュラムを通じて、普段から国際感覚を実践的に身につけているクラスです。
今回授業に参加していただいた2年生は、今年度に研修旅行でタイ北部の山岳民族地域に1週間滞在経験のある生徒さんたちでした。
ですので、他民族共生や独自の文化などについても、そこでの経験も踏まえた非常に様々な角度からの質問が飛んでいました。
また、今回は現地ミャンマー(タイ国境付近)の小学校とオンラインで映像を繋ぐこともでき、生徒さんも前に乗り出して交流をしてくれました。
今回お繋ぎできた学校は、NPOやNGOの支援が入っている比較的安全な状態でした。
しかし未だに物資の不足は深刻で、十分な学習環境が整備されていない現状を先生方も嘆いてらっしゃいました。
そういった命の危険と隣り合わせの状態でも、真剣に勉強に向き合っている同世代の子どもたちの様子を生の映像としてお届けすることができました。
現地の生の映像によって現状に対するイメージもしやすく、より身近に「今起こっている」問題として印象深く記憶に残ったことと思います。
現地の生徒さんも日本の学校に興味津々の様子で、短い時間でしたが刺激的な交流ができました。
出張授業では、熱心にノートをとる生徒の様子や、交流セッションへの真剣な取り組みが印象的でした。
これまで授業や研修で学習したことを有効的に結びつけ、より深いかつ主体的な学習が促進されたことと思います。
今回の出張授業の内容は以下の通りです。
事前 | ・ミャンマーに関する基礎情報プリント、授業案内の配布 ・事前課題のプリント配布 |
5分 | ◯導入、団体・自己紹介 出張授業の概要について 運営・講演者についての紹介 Swallow Nest、日本ミャンマ―MIRAI創造会の活動紹介 |
10分 | ◯第1部:ミャンマーについての導入 【ミャンマーに関するミニレクチャー】 ・基礎情報(地理・人口など) ・歴史:近代史→クーデター後の出来事整理 ・現在の状況の構図 |
25分 | ◯第2部:在日ミャンマー人の方による講演 クーデター以降の情勢や活動について、在日ミャンマー人の方によるエピソードトークを聞く。 ①知人やご自身の経験について(15分) ②ミャンマーの小学校とテレビ通話(10分) |
5分 | 休憩 講義の内容をシートにまとめる。疑問点や交流セッションで聞いてみたいこと、共有したいことを整理する。 |
40分 | ◯第3部:在日ミャンマー人・ビルマ語専攻学生との交流セッション 3グループに分かれて意見交換をする。 |
5分 | ◯全体共有:代表生徒による発表 講演や交流セッションを通して感じたことや気づきなどを、代表者からを全体発表の形式で共有。 |
クロージング | ・ミャンマーについてより知るための文献等の紹介。 ・事後アンケート(感想含む)&課題の提示 ・先生・登壇者からのメッセージ |
事後 | ・事後課題を行う。 |
また、2023年1月30日(月)に、学習院高校・佼成学園女子高校合同でのオンライン交流会も実施いたしました!
来年度も各学校での出張授業の開催を予定しておりますので、ご関心のある先生方はお気軽にご連絡ください!
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