ミャンマー出張授業②
2021年12月3日(金)
第2弾ミャンマー出張授業を、佼成学園女子高等学校で実施しました。
スーパーグローバル(SG)クラスから11名の方に参加していただきました。「スーパーグローバルハイスクール第一期校」である佼成学園女子高校ですが、その中でもSGクラスでは、課題研究や英語ライティングやプレゼンテーション等の特別なカリキュラムを通じて、普段から国際感覚を身につけているクラスです。
出張授業では、熱心にノートをとる生徒の様子や、交流セッションへの真剣な取り組みが印象的でした。
出張授業の前半では、ビルマ語専攻の大学生と在日ミャンマー人の方に講演をしていただきました。
ミャンマーの基本情報や現在の状況を、写真やスライドを通して理解を深めました。
また、講演者の方のクイズやお話により、生徒の中から笑いがおき、空気が和らぐ場面もありました。
授業の後半は、小グループに分かれて交流セッションを行いました。
事前学習を踏まえた質問をする学生が多く、質問のレベルの高さから、講演者の方々を驚かせていました。
また、講演者の方から意見を求められた際には、時間をかけながらも自分なりの答えを生み出そうと努力する学生の様子が見られました。
さらに、在日ミャンマーの講演者の方が、現地の学生とビデオ通話を繋いでくださり、交流をリアルタイムで行うことができたグループもありました。佼成学園女子の生徒からの「(ミャンマーで)今何をしていますか?」「困っていることはなんですか?」といった質問から始まり、講演者の方の通訳を介して、対話を重ねました。
交流セッションは大変盛り上がり、予定終了時刻を過ぎても生徒の皆さんからの質問がとまり。
生徒の皆さんは、授業後の感想として「ミャンマーのことをSNSを使って発信していく」「関連書籍を読み知識を付けていく」と、「これから」の具体的なアクションを述べていました。
「遠い国のできごと」として位置づけるのではなく、日本にいる自分にできることを提案する様子が印象的でした。
今回の出張授業の内容は以下の通りです。
事前 | ・資料や事前課題を通じて、ミャンマーに関する知識に触れる。 |
20分 | ◯第1部:ミャンマーについての導入 【ミャンマーに関するミニレクチャー】 ・基礎情報(地理・人口など) ・文化:お菓子やクイズを通して学ぶ ・歴史:近代史→クーデター後の出来事整理 ・現在の状況の構図 |
25分 | ◯第2部:在日ミャンマー人の方による講演 クーデター以降の情勢や活動について、在日ミャンマー人の方によるエピソードトークを聞く。 ①知人やご自身の経験について(10分) ②ミャンマーの若者の状況について(15分) |
5分 | 休憩 講義の内容をシートにまとめる。疑問点や交流セッションで聞いてみたいこと、共有したいことを整理する。 |
40分 | ◯第3部:在日ミャンマー人・ビルマ語専攻学生との交流セッション 3グループに分かれて意見交換をする。 |
10分 | ・学生の感想を述べ、それに対するフィードバックを聞く。 |
事後 | ・事後課題を行う。 |
また、2022年1月21日(金)に、学習院高校・佼成学園女子高校合同でのオンライン交流会も実施いたしました!
そちらにつきましても、近日中に当HP上で活動報告をいたします!
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