ミャンマー出張授業①
2021年11月24日(水)
学習院高等科にて、選択地理の時間をお借りしてミャンマー出張授業を開催しました。
今回の授業は高校3年生15人を対象として行いました。
約2時間にわたって行われた出張授業では、非常に活発な議論がされており、学生の皆さんの真剣に取り組まれている姿勢がとても印象的でした。
まずは選択地理の授業と紐づける形で、様々な側面からミャンマーという国を知ってもらうことを起点に、ミャンマー危機の背景に対する理解を深めてもらいました。
その後、在日ミャンマー人の方々に、写真や映像を交えながらミャンマーの現状や様々な思いを語っていただきました。
そして授業の後半では、講演者の方々を囲む形で少人数の交流セッションを行いました。
学生の皆さんからは、ミャンマー問題や講演者のバックグラウンド、日本での生活などについて様々な質問が飛び交っていました。
「民主主義とは何だろうか」「日本から何か支援できることはないのか」などの非常に難しく抽象的な問題に対しても、それぞれの熱い思いや考えが引き出されて議論が白熱していました。
最後には、授業時間を過ぎてもまだ話足りないグループもあり、追加での任意セッションの時間も設けました。
今回の出張授業の内容は以下の通りです。
事前 | ・ミャンマー基礎情報プリント ・授業案内プリント の配布 ・図書館にミャンマーコーナーの展示 |
20分 | ◯第1部:ミャンマーについての導入 【ミャンマーに関するミニレクチャー】 ・基礎情報(地理・人口など) ・文化:ビルマ語を板書・ミャンマーのお菓子など五感を使った学び ・歴史:歴史・近代史→クーデター後の出来事整理 ・現在の状況の構図 |
25分 | ◯第2部:在日ミャンマー人の方による講演 クーデター以降の情勢や活動について、写真や映像を交えながら、在日ミャンマー人の方がエピソードトーク。 ①ミャンマー地域の現状と日本での活動について(15分) ②チン州における少数民族の現状について(10分) |
10分 | 休憩 講義の内容を踏まえ、疑問点や交流セッションできてみたいこと、共有したい話題を整理する。 |
40分 | ◯第3部:在日ミャンマー人・ビルマ語専攻学生との交流セッション グループに分かれて意見交換 |
10分 | ・ミャンマーに関する文献リストの紹介。 ・事後アンケート ・事後課題の説明 |
事後 | ・任意の追加セッション(第3部の延長や大学生運営メンバー等との交流) ・事後課題:小レポート(主体的な調べ学習や私たちにできることを考えるワーク) |
次回は12月3日に佼成女子学園にて出張授業②を開催予定です。
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